2017年2月18日土曜日

明日は「雨水(うすい)」。カンヒザクラのつぼみも・・・(2017.02.17)

明日は二十四節気の「雨水(うすい)」。
また、七十二候では「「土脉潤い起こる(つちのしょううるおいおこる)」にあたります。
春雨とともに大地が目覚め、春の近さを感じるころです。

植物園内を歩くと、カンヒザクラ(寒緋桜、別名ヒカンザクラ)のつぼみがふくらんでいました。

 


同じカンヒザクラの仲間のカワヅザクラ(河津桜)は、もうそろそろ満開です。





(園長 上田)

2017年2月16日木曜日

“楪の子子孫孫の碧さかな”俳句の展示入れ替えました。(2017.02.15)


野草園の休憩所内に展示している俳句作品を入れ替えました。
今回展示した句の中から、いくつかご紹介します。


園内のヒメユズリハ。もう新葉が展開しています。

“楪の子子孫孫の碧さかな”吉田 由美子
(ゆずりはのししそんそんのあおさかな)


“楪や我もまもなく代替り”松岡 絹子
(ゆずりはやわれもまもなくだいがわり)


 “楪の道を悠々親子連れ”柳井 扶美代
(ゆずりはのみちをゆうゆうおやこづれ)


“楪の若葉は空を目指しけり”波田 てつお
(ゆずりはのわかばはそらをめざしけり)


 “𣜿の雨に洗はれゐて新た”池田 ひさ絵
(ゆずりはのあめにあらわれゐてあらた)




 今回、「楪(ユズリハ)」の季語を使った俳句が多く寄せられました。
 「楪(ユズリハ)」は、別名「親子草(オヤコグサ)」とも呼ばれます。
春になると新葉が“空を目指して”上向きに葉を広げます。
新葉がそろうのを待って、古葉は下向きに垂れ下がり、やがて落ちていきます。
「譲り葉(ユズリハ)」と呼ばれる由縁です。


また、青々とした肉厚でツヤツヤの葉は、強い生命力を感じさせます。
そのことがより一層、“代替わり”の潔さを印象づけるのかもしれません。




ユズリハの別名は親子草ですが、投句の中には親子三人でつくった句もありました。


“陽だまりの中でほっこり春隣”高山 佑子
(ひだまりのなかでほっこりはるとなり)


 “冬なのに日なたはあったか春となり”高山 薫(7才)
(ふゆなのにひなたはあったかはるとなり)


 “おしょうがつおもちをたべてぷっくらこ”たかやま ちひろ(5才)




7才の子はお母さんと気持ちを重ねるように、“春となり(春隣)”。
5才の子はお母さんの句の“ほっこり”から連想したのか、“ぷっくらこ”。


冬の“陽だまり”の植物園内で、親子三人で俳句づくりを楽しんでくれたようです。
ほほえみ合う三人の姿が思い浮かびます。
俳句の募集をはじめてよかったと、こちらもうれしい気持ちになりました。


昨年12月のブログで紹介したハクモクレンの冬芽も、2回目?の「苞」を脱ぎながらつぼみをふくらませています。
*この展示は、植物園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃主宰のご協力のもとに展示しており、約1か月おきに入れ替えを行っています。


*今回展示している俳句の一覧です。






(園長 上田)


2017年2月14日火曜日

夏のオオオニバス試乗会に向けて(2017.2.10)

福岡市植物園では、毎年夏に「オオオニバス試乗会」を開催しています。
夏には子供が乗れるくらい大きなオオオニバスですが、実は温室スタッフが毎年種子から大切に育てています。
養生温室の中で、水を入れた瓶の中に種子を沈めて、温度を上げて発芽を促します。
ある程度育ったら、鉢上げします。
写真は1月31日のものですが、早いものは上の写真のように、本葉が数枚出ています。
この後も、肥料や病害虫に注意を払い、大切に育てます。
今は水生温室の中は下の写真のようにさびしいですが、夏にはしっかり大きな葉っぱのオオオニバスが育ちます。
夏の試乗会を楽しみにしていてください。


(緑の相談員 O)

2017年2月4日土曜日

春を求めて植物園(2017.2.4)


今日は立春。

いよいよ暦の上では春がやってきました。

植物園内に春の足音を探しにいってきました。

 



植物園のハナナは,今が一番の見ごろを迎えています。



ウメは3分咲きといったところでしょうか。蕾が春を待ちきれないかのように膨らんでいます。

 
 

サクラはどんな感じかと足を運ぶと



カワヅザクラは,一斉に咲き出す準備中でした。

 

春の足音は,ウメやサクラだけではありません!よーく目を凝らしてもらうとそこここに春が近づいているがわかります。

 

ここにも(フクジュソウ)



 

そこにも(カンサイタンポポ)



 

あそこにも(ボケ)



 

こんなところにも(ミツマタ)



 

2月の植物園は地味に感じますが,植物たちが生きている姿を感じることが出来るこの時期が個人的には大好きです。

 

今は,比較的人も少なくゆっくりと園内を見て回ることが出来ますので,春を求めに植物園にぜひお越しください。

 

(植物展示係 H

2017年1月27日金曜日

ハイビスカスは一日花?(2019.1.27)


冬は植物園でも開花している花が少ないのですが、温室ではハイビスカスやブーゲンビリア、ランなどがよく咲いています。
さて、「ハイビスカスは一日花」と一般的にいわれていますが、果たして本当なのか?
温室の栽培スタッフに聞くと、「数日咲いているような気がする」との答えが返ってきました。
そこで、開花している花に印をつけて検証してみました。
1月21日に四種類の花に印をつけました。その中で最も早く花が終わった品種が次の写真です。

1月24日にくたびれて、25日に萎みました。





次の花は24日、25日と開花は続き、26日に萎みました。


次の花は26日まで開花、27日に萎みました。







現段階で最も長かった花は下の品種で、27日に少しくたびれてきました。




今回調査したハイビスカスは、開花が最も短かったもので4日間、長かったのは7日間(27日を入れて)という結果になりました。
今回は冬季の調査でした。もう少し気温の高い季節だと結果が違うかもしれませんが、当植物園にあるハイビスカスでは、「ハイビスカスは1日花」という一般論は通用しないようです。

(緑の相談員 О)













2017年1月23日月曜日

雪と植物園(2017.1.23)


大寒を迎え,昨晩は福岡でも積雪が見られました。

今日は休園日で,来園するこはできませんので,雪化粧をした植物園を画像でお楽しみ下さい。



          一晩で雪景色となっていました


         グリッピも雪化粧です

         ソシンロウバイの黄色と雪の白


         ハナナも雪の帽子を被っていました

 

寒いとなかなか外へ出たくなくなるかと思いますが,雪と植物の風景はとても相性がいいので,是非とも福岡市植物園お越しください。

ただ,今日は天気がいいので,明日まで雪が残っているでしょうか。。

 
                                                                           (植物展示係)

2017年1月20日金曜日

今日は「大寒」。「フキノトウ」ではなく「福寿草」の芽が・・・(2017.01.20)





今日は二十四節気の「大寒(だいかん)」にあたり、一年のなかでもっとも寒い時期になります。
園内にも冷たい雨と強い風が吹いていて、今日は寒い一日になりそうです。


また、七十二候では「欸冬の華く(ふきのはなさく)」にあたり、凍てついた地面にもフキの花(フキノトウ)が咲きはじめるといわれます。

植物園内のフキは?といえば、たった今、野草園を見に行きましたが、残念ながらフキノトウの姿はまだ見られませんでした。

同じ野草園内で、ちょうど芽を出しはじめていたのが、名前に同じ「ふ」の付く「福寿草(フクジュソウ)」(写真)。
このつぼみ、平年並みであれば、あと10日くらいあとの1月末日頃、金色のつややかな花を開きはじめ、2月中旬頃に見ごろになってくれます。

寒さのなかにも草花たちは春にむけて着実に動きはじめているようです




こちらは、入口花壇のハナナ(寒咲き花菜)です。名前のとおり、寒さに負けず花数を増やしてきています。


(園長 上田)