2016年8月30日火曜日

秋の野鳥写真展のユニーク展示(2016.08.30)

今日から日本野鳥の会福岡支部の主催による野鳥写真展が緑の情報館1階で開催されています。この写真展は、身近に見られる季節の野鳥を中心にした写真やパネルの展示で、年2回春と秋の開催です。
今回は、写真とあわせて鳥の羽根の展示がユニークです。全長約70cmもあるモンゴルのクロハゲワシのものから、「市の鳥」として身近なユリカモメのものなど大小さまざまな羽根が見られます。
9月25日(日)までの展示です。植物園に来られたら、緑の情報館にぜひお立ち寄りください。                                                   (解説員)

2016年8月27日土曜日

落ちてる枝で笛ができます!(2016.08.27)


身近な材料と簡単な工具で,音が出るものを子供たちに作りたいとの思いから始まりました。

最低限必要なものは,電気ドリル(卓上ボール盤),ドリルの刃(10mmと5mm),のこぎり,やすり、木工用ボンドぐらいです。

ドリルの刃は吹き口に入れる丸棒のサイズが10mmなのでこれに合わせています。

笛の本体になる材料は,25mmから30mmのなるべくまっすぐな枝(せん定枝でOK!)が作りやすいです。

※枝は,桜,梅,あんず,けやきなど身近に手に入るもので構いませんが,事前に長さを70mmでカットし乾燥させておきます。


この枝のできるだけ中心に、10mmのドリル刃で深さ5cm位の穴を空けます。

この穴の深さが浅いと高音に,深いと低音になります。

枝の中心に穴をあけるのは難しいですが,多少ずれたとしても問題はありません。

枝を固定する治具を作ると穴をあけるとき枝がしっかりと固定されるため安全で簡単に作業ができます。

けが防止の為には,ボール盤やクランプなどを使うことをお勧めします。



枝に穴が空いたら抜け口の加工をします。

枝の端から約20mmのところに直角にのこぎりで切込みをいれます。穴をのぞきながら鋸の刃が穴の約1/3出たらストップします。

切れ込みから約20mmのところから斜めに「レ」の字形に切込みを入れ,やすり等で形を整えます。

斜めに入れたのこぎりの角度で抜け口の長さが変わってきますが、5mm前後でしたら大丈夫です。

この抜け口の場所、大きさでも音が色々と変わりますので,自分の好みの音色を見つけ出してください。

次に抜け口から10mmのところに5mmの穴を開けます。 この穴を開けることにより2色の音色を楽しむことが出来ます。

首にかける紐を通すために先端に5mmの穴を空けます。



 
次に丸棒の加工をします。

丸棒はドリルの刃に合わせ,手に入りやすい10mmのものを使いました。

ドリルのセットや丸棒は百円ショップでも手に入ります。

やすりを使って丸棒(長さ35mm)を写真のような半円形,かまぼこ型に削りますが,この時,抜け口側(約8mm),吹き口側(約6mm)になるように斜めに削るのがポイントです。


吹き口に長めに切ったかまぼこを差し込みますが,10mmの穴に10mmの丸棒を入れるため少し窮屈かもしれません。
 その時は,丸棒の周りをやすりで少し削ってあげてください。
 
 これからが,枝笛の音色を確認する一番わくわくする瞬間になります。
この状態でかまぼこを徐々に中に入れ,抜け口付近で音が出てきたら、一番気に入った音のいいところを探します。
場所が決まったら,マーキングして木工用ボンドで固定し,接着するまでしばらく待ちます。
接着したら吹き口から飛び出している丸棒を鋸でカットします。この時,吹き口の端を斜めにカットすると吹きやすくなり見た目もよくなります。


5mmで開けた穴の大きさや数を変えることによって,いろんな音階を楽しむことも出来ます。

ぜひ,試してみてください。

最後に,電動ドリルやのこぎりを使用の時は,けがに十分注意してください。

手作りで音の出るものを子供に作ってあげると喜びますので是非作ってみてください。
                                                 
                                                                                                  (運営係 おぐ)

2016年8月23日火曜日

通勤途上で発見!(2016.08.23)

通勤で毎日JR博多駅を利用していますが、先日8番線ホームの線路脇に芽生えた3本の幼木を発見!

よく見てみると落葉樹のナンキンハゼのようです。この木は冬になると白いロウに包まれた種子をつけます。

 このロウ質(仮種皮)は高カロリーで鳥たちが好んで食べるので、きっと鳥たちが種子を運んでくれたのでしょう。それにしても線路の砂利の上でもしっかりと育つ生命力には驚かされます。
ナンキンハゼの葉は秋になると真っ赤に色づきます。1日に10万人以上の人が利用するというJR博多駅の一角で育っているナンキンハゼ。紅葉したら、またレポートします。        (解説員)

2016年8月19日金曜日

まだまだ暑いです、熱中症にならないように(2016.08.19)

お盆は過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いています。
植物園に住んでいるアマガエルたちも、暑さを凌いで頑張っています。
例えば、壁の隙間にへばりついている連中。






ズームアップしてみると、こんな感じです。






また、別の住処を確保しているアマガエルもいます。
こちらは、温度に合わせて出たり入ったりしています。






アマガエルに学んで、暑さ対策を怠りなくしてください。
熱中症なんかになったら、アマガエルに笑われます。


(緑の相談員 O)

2016年8月18日木曜日

ひょうたん(2016.08.18)


ひょうたん実っています。これらのひょうたんを9月ごろに収穫した後,「マイひょうたんづくり体験教室」に使います。11月に開催するこの教室は,ひょうたんに色づけしオンリーワンのひょうたんにします。詳細は今後の植物園HPをご覧ください。皆様の応募をお待ちします。
 
    (運営係 S)

2016年8月13日土曜日

毎日の巡回中に出会う、やっかいものを紹介します。(2016.08.13)



これは「ヤブガラシ」という植物です。ヤブガラシは、ブドウ科ヤブガラシ属のつる植物で、市内各地でよく見かける植物です。別名はビンボウカズラ(貧乏葛)と言います。

  この植物は、近くにある低木などにつるを伸ばして成長し、ついには全体を覆ってしまい、覆った植物を枯らしてしまうので、ヤブガラシという名前になったと言われています。(各諸説あり)



  つるを伸ばして暫くすると、上記のような淡緑色の小さな花を多くつけます。花後に花盤が橙色になるのが特徴です。


低木を覆っているところを除去したところも2、3日するとまた新たな芽を出すほど非常に繁殖力の旺盛な植物です。

その他園内のつる性植物のやっかいものとして、カラスウリ、クズ、ヘクソカズラ、ヒルガオなどもあちこち繁茂しており、除去に奮闘している毎日です。
(植物展示係)

2016年8月11日木曜日

モクゲンジの実(2016.08.11)

現在、芝生広場南側のモクゲンジの木に緑色の実がたくさんついています。
モクゲンジ・・・漢字では「木患子」、なかなか読めませんね。中国原産です。


この木は、枝先に円錐状の黄色い花を6月下旬~7月上旬に咲かせますが、そのあとにつく果実が変わっています。果実は先端がとがった風船のようになり、袋の中は3室にわかれ各室に1~2個の種子を含みます。


果実は10月頃熟しますが、中の黒い種子はとても硬く、数珠に利用されたりします。


モクゲンジの実でつくった数珠は緑の情報館1階に展示していますのでご覧ください。

 ところで、同じように風船をつけるフウセンカズラも同じムクロジ科モクゲンジ属の仲間。この果実も展望休憩所のところで見ることができます。


先日園内でお客様から「フウセンカズラやモクゲンジの実はなぜ風船みたいにからっぽなんですか?」というご質問をいただきました。
「自分では動き回ることができない植物は、自分の子孫(種子)を広い範囲に広げるためにまわりのあらゆる「動くもの」を利用します。動物に食べられることによって広がっていく方法をとった植物たちは、動物たちに好んで食べられるためにおいしい果実を用意しています。
このモクゲンジ属の仲間たちは、「動くもの」として風を利用しました。風に吹かれて広がっていけるようにできるだけ風船のような軽い形になっているのです。風を利用すれば動物たちにアピールする必要もないので、わざわざおいしい実を用意する必要はありませんね。」というふうにお答えしましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
(解説員)
 

2016年8月10日水曜日

俳句の展示を入れ替えました。(2016.08.10)



 
野草園の休憩所内に展示している俳句を入れ替えました。
 今回展示した句の中から、いくつかご紹介します。

 今年も、松尾康乃先生が俳句をご指導された弥永小学校のご協力のもとに、弥永小学校六年生の作品45点を展示しています。(1枚目の写真)



   “ごうかいにキュウリを食べる六年生”      出納 大雅


 そうですね、歯って小学校高学年でやっと生えそろうのですね。
 キュウリ一本を丸ままにかぶりつく豪快さ! 歯がそろわない小学校一・二年生の頃は、こうはいきません。
 “ごうかいにキュウリを食べる”の後の“六年生”!の語句が、最上級生の自信を感じさせます。


   “梅雨空にはえる傘たちにじのよう”       瀬戸 袈暖

 雨の日に学校の上の階の教室から眺めていると、下校する子どもたちの色とりどりの傘が、次々と校舎から飛び出してくる。それはまるで七色の虹が八方に広がっていくかのようです。
 鬱とした梅雨空を弾きとばすような晴れやかさを感じます


(写真は弥永小学校六年生の作品)

  引き続き六年生の作品から、“夏休み”を主題にした句から三句。

    “夏休みふいてもふいても汗が出る”       江口 李菜
  
   “なつやすみあつくて外にでられない”      かざま たかし
 
   “夏休み宿題多いいやな夏”           栗林 龍我


 最近の夏休みは、「暑さ」、「宿題」などで子どもたちも大変なようです。特に日中の「暑さ」には注意が必要です。
 そんな暑い夏休みの毎土曜日、動植物園では「夜の動植物園」として夜の9時まで開園しています。昼の暑さを避け、涼しくなった夕方頃からたくさんのお客様が来園されます。

 特に、今年の「夜の植物園」は新しい企画が盛りだくさんです。色んなことを体験できる夏休み、「夜の動植物園」でおもしろい発見ができるかもしれませんよ?


次に、「俳句作品ポスト」に投函いただいた大人の方の句をご紹介します。

   “萱草の色に灼きつく想いかな”    西村 えい子
   (かんぞうのいろにやきつくおもいかな)


   “忘却の色には遠し忘れ草”    田中 ふみ
   (ぼうきゃくのいろにはとおしわすげぐさ)


   “萱草の花日を浴びて日の色に”   柳井 扶美代
   (かんぞうのはなひをあびてひのいろに)


   “日の光より萱草の花眩し”    西崎 邦子
   (ひのひかりよりかんぞうのはなまぶし)

(写真は、園内で開花中のアキノワスレグサ)

 “萱草(カンゾウ)”=“忘れ草(ワスレグサ)”とは、一般的にワスレグサ属(ヘメロカリス属)の総称として使われます。ユリに似た6弁花多年草で、日本に自生する種は、夏の頃に橙黄色や橙赤色の鮮やかな色の花を咲かせます。
 
 “忘れ草(ワスレグサ)”の名は、中国名の「忘憂草(憂いを忘れる草)」に由来しているそうです。「心の中の憂いを忘れさせてくれるほど美しい花」ということでしょうか。由来の背景には詳しい故事があるのかもしれませんが、おもしろい名前を付けるものだと感心します。

 
 句の作者の方々も、鮮やかな花色について詠まれていますが、カンゾウ(ワスレグサ)の花の鮮やかなオレンジ色は灼熱の太陽を連想させ、まさに夏を代表する花と言えます。



(写真は俳句を展示している野草園休憩所)


*この展示は、植物園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃主宰のご協力のもとに展示しており、約1か月おきに入れ替えを行っています。

*展示場所はこちらです。   →野草園休憩所位置図


*今回展示した俳句の一覧です。 


(園長 上田)







2016年8月7日日曜日

『夜の動植物園』 初日を迎えました(2016.08.07)

昨日,イベント『夜の動植物園』を開催いたしました。
当日は15時頃から突如雷が鳴り響き,その後,バケツをひっくり返したような大雨が18時30分ごろまで続きました。ですが,駐車場で雨宿りしている方々も多く,雨がやむと止むとすぐに動植物園駐車場は満車となりました。
 

特に人気でしたのは,夜に咲く『オオマツヨイグサ』の開花です。つぼみから約30秒で花が開くため,開花の瞬間は歓声が上がります。


『こっちも咲いた!!』,『これもそろそろ咲きそう!!』と,みなさま開花の瞬間を楽しみに待っていました。19時20分頃から咲き始め,20時頃にはすべての蕾が開花しました。

こちらは植物園のバラの切り花が入った花氷です。1週間かけてじっくり凍らせると,このように透明になります。花氷は8月の夜の動植物園開催日(8/13,8/20,8/27)で展示しています。

大温室で開催しています『光と音のジャングル体験』の様子です。演出でミストを導入することで幻想的な演出となっています。また,ミストは昼間も噴射しておりますので,昼の大温室も必見です。

また,温室のギャラリー室では,福岡市花とみどりのマスコットキャラクター「グリッピ」が食虫植物をテーマに大冒険するDVDを上映しています。可愛らしいグリッピにも注目です!!

来園された方の中には,「また来週も来ます!」とのことで展望台BBQの予約した方もいらっしゃいました。展望台BBQでは夜景を見ながら手ぶらでバーベキューができます。
さらに,次週8月13日(土)には,展望台BBQ横のテラス席で演奏会を開催します。ぜひみなさまのご来園をお待ちしています。
(福岡市植物園 植物展示係)

2016年8月5日金曜日

約30秒で花開く!?夜に咲く『オオマツヨイグサ』の開花の瞬間(2016.08.05)

いよいよ明日から『夜の動植物園』が始まります。
新しいイベントも盛りだくさんですが,夜に咲く植物たちも負けていません。
今日ご紹介する植物は『オオマツヨイグサ』です。
 
明日開花が見れる予定の『オオマツヨイグサ』の開花の動画です。
このオオマツヨイグサはつぼみの状態から約30秒で開花します。
つぼみがじわじわと動いて,パッ!!と一瞬で開花するので,お見逃しなく!!
ぜひ皆さま,夜の植物園にもお越しください。
※開花時間は夜7:30~8:00の予定です
(福岡市植物園 植物展示係)
 

雨水を活用してオオオニバスの栽培しています(2016.08.05)

7月31日(日)に世界一大きな葉である『オオオニバス』で試乗会を開催しました。

当日は,暑い天気にもかかわらず,約80名近くの子どもたちがオオオニバスに試乗していただきました。
今年は生育が特に良く,直径120cm近くの葉で試乗会をすることができました。

平成22年から毎年行われているオオオニバス試乗会ですが,実は平成24年,平成26年はオオオニバスの葉の状態が悪く,試乗会を中止しています。
この状況を打開し,毎年開催するために,当園は様々な工夫をしています。

オオオニバスの葉が大きく成長するポイントはいくつかありますが,
当園が特に注目したのは,水質(pH)です。
オオオニバスは弱酸性の水を好みます。逆にアルカリ性が高くなってしまうと,葉の生育が悪くなります。また,葉を食べてしまうタニシもアルカリ性を好むため,増殖してしまい,葉を食べられ穴が開いてしまいます。
そこで,当園では弱酸性である雨水を活用してオオオニバスを栽培をしています。

雨水を取り込むための様々な工夫をご紹介します。

こちらは雨水をためる貯水タンクです。1200Lのタンクを3つ連結して設置しています。
タンク内に藻が発生しないように黒いシートをかけています。

雨水がタンクに入るように温室の雨樋も改修しました。
そして,タンクに貯まった雨水は,定期的にオオオニバスが栽培している水生室に注水しています。

また,水生室に流れている雨水管も改修し,雨水が直接流れるよう改修しました。
バルブをひねると雨水が池に流れ込む仕組みになっています。

平成27年から雨水の活用を開始しましたが,平成27年,そして今年とオオオニバスの
生育も良く,試乗会が開催できるようになりました。

来年も試乗会ができるよう,職員一同頑張ります。
(福岡市植物園 植物展示係)



植物以外の楽しみ(2016.08.05)


植物園に樹木や草花、野草がたくさんあるのは当たり前ですが、その自然がさまざまな動物や昆虫の生息環境を提供しています。

ですから、植物園では植物以外の楽しみもたくさんあります。


たとえば、こんなセミの抜け殻があります。セミの種類は何でしょう?

















ちょっと嫌ですが、下の写真のような『ヤマナメクジ』もいます。






マニアは飼育したり、中には食する人もいるようですが・・・

『カナブン』が一心に樹液を吸っている姿も見られます。

運が良ければ、『カブトムシ』や『クワガタ』も見つけられます。







植物園と動物園を含む南公園一帯は、閑静な照葉樹林を形成していますから、まだまだいろんな動物や昆虫が見つかるはずです。

8月6日(土)からは、『夜の動植物園』が開催されます。

もしかすると、レアな「ポケモン」が見つかるかも知れません。
植物園に植物以外の楽しみを見つけに来ませんか。



(福岡市植物園 緑の相談員 O)