2016年11月25日金曜日

削り馬で安全に木工作業(2016.11.25)














皆さんのなかで「削り馬」と言うことばを知っている方はいますか。
10月9日に,ふくおか森づくりネットワークが主催する「2016森の講座『森と親しむ』」が九州大学大橋キャンバスで開催されました。その中の一つのプログラム“ワークショップ「削り馬の組み立てと木ウソづくり体験」”に参加してきましたが,実を言いますと私も今回のワークショップに参加して「削り馬」というものを初めて知りました。
削り馬を使って写真のような木ウソが簡単に作れます。
今回の削り馬の材質はヒノキでできており下記写真のような複雑な形をしています。
削り馬は,加工する木を固定する台,座って加工する台・椅子として使います。
写真の削り馬は説明を受けながら私が組み上げたものですが,完成までに5時間程かかりました。







 
 

作業の様子です。足で材料をしっかりと押さえて固定できるため,手元に集中でき小さな力で木を削ることが出来ます。


 
 
 
削るのに必要な道具は,銑(せん)という見た目,刃が大きく危険そうに見えるナタを横にして柄を両端に付けたようなものです。日本ではあまり一般的でなく,ホームセンターなのでの入手は難しいと思いますが,アメリカや北欧では一家に一つはあったようで,今でも骨董市などで購入できるそうです。


木のウソ以外にもスプーン,椅子の脚,小物を制作する際にとても便利な道具です。アメリカ,イギリス,スウェーデンなどの人々は森に親しみ,木のものづくりを楽しんでいます。

皆さんも木でものづくりを楽しんでみてはどうですか。







 











 

 
 
 




今回は使いませんでしたが,面白いものが参考展示されていましたので紹介いたします。足踏み式(手動)の木工旋盤です。
原理は簡単です。足で下の木枠を踏み上部に張られている黒いゴムを引っ張ることによりゴムに取り付けられた紐(削る材料に巻き付けてあります)が材料を回転させる仕組みです。電気を使わずに電動旋盤のように作業ができるとは面白いですね。
 
                                          (運営係 おぐ)
 
 
 

2016年11月24日木曜日

植物園番外編:京都清水寺の紅葉(2016.11.24)

先日、私用で京都に行きました。
京都はちょうど紅葉の時期ということで、「清水寺」の紅葉写真を掲載します。秋を感じてください。
皆さんも「清水寺」には、修学旅行等で行かれたことがあるかもしれませんね。
今回の写真は、11月19日に撮りました。天気予報は雨でしたが、持参した傘は開くことなく、景色を堪能できました。
この時期は観光客が多く、しかも半分以上が外国の方のようです。


(緑の相談員 O)

2016年11月11日金曜日

“をさな子の力自慢や赤南瓜”俳句の展示を入れ替えました(2016.11.11)












野草園の休憩所内に展示している俳句作品を入れ替えました。
今回展示した句の中から、いくつかご紹介します。


“をさな子の力自慢や赤南瓜” 吉田由美子
(おさのごのちからじまんやあかかぼちゃ)


“叱つても子は乗りたがる大南瓜” 北崎まり
(しかってもこはのりたがるおおかぼちゃ)


この秋、植物園の入口広場に「おばけカボチャ」が大集合しました。
5キロ~50キロもある大カボチャを50個以上集めて、来園者に触って楽しんでもらいました。
一つの果実がこんなにも大きくなるだけでも不思議で驚きなわけですが、展示していて不思議だったことがもう一つ。
句にもあるように、小さい子どもたちはカボチャに近づくとまず最初に、目の前のカボチャを抱え上げようとするのです。
とても持ち上げきれないほどの大きなカボチャを抱える子、懸命に持ち上げて周りの大人にほめられる子、さらには、巨大なカボチャによじ上ったりと。
“おさな子”がカボチャを抱えたがる理由はよくわかりませんが、そのゴツゴツしてズッシリ重い質感を体中で感じてくれたようです。
これからも、普段の生活ではなかなかできない体験の機会も、より多くご提供していきたいと考えています




“園に在る俳句の径草の花” 古賀伸治
(えんにあるはいくのこみちくさのはな)


ご存知でしょうか? 植物園内には12本の俳句の句碑が建っています。
このブログでも紹介している俳句作品は、野草園の休憩所に展示していますが、句碑は、その周囲の「野草園」や「郷土樹木園」と呼んでいるエリアに点在しています。
園路の”径(こみち)”をゆっくりと周っていただくと、ツバキやウメなどの落ち着いた花々やワレモコウやフクジュソウなどの野の草花たちを、季節毎に楽しんでいただけます。
花を見るとともにその傍にある句碑にも目を向けていただき、句の中の風景も併せて楽しんでいただければうれしく思います。


園内の句碑の一つ“辛夷咲き揃う一花も傷つかず”(こぶしさきそろういっかもきずつかず) 富田木荘
*句碑の案内パンフです。



*この展示は、植物園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃主宰のご協力のもとに展示しており、約1か月おきに入れ替えを行っています。


*展示している俳句の一覧です。





(園長 上田)

2016年11月5日土曜日

間もなくサフランが開花します(2016.11.5)

我が家で毎年殖やし続けている『サフラン』が間もなく開花します。
サフランのメシベの収穫を写真で紹介します。


黒い育苗用のバット(箱)に新聞紙を敷き、球根を並べて開花を待ちます。
上の写真は、昨年11月6日の開花直前の写真です。

アップしてみると、花弁の先から赤いメシベが少し覗いています。

開花しました。赤いメシベは一本が3つに分かれています。
これを手やピンセットで採取して、乾燥します。
採取のタイミングは、花が開く前の蕾を摘み取るのがいいようです。
開花してしまうと、オシベの葯からでた黄色い花粉がメシベについてしまいます。

採取したメシベはティシュペーパーの上に置いて、自然乾燥です。
早く乾燥させるには、コタツの中に入れる方法もあるようです。
サフランの乾燥メシベは、漢方薬や食品の着色料として利用されます。
紀元前から、生薬として利用されていました。
家庭での利用は、サフランティー、サフランライス、菓子やパンの着色などです。
パエリアやブイヤベースには欠かせません。
昔は、金1gとサフラン1gが同程度の価格だったというほど高価なものでしたが、最近はそれほどの価格はしていません。
国内では大分県の竹田市が唯一の産地で、ここでは箱に並べた球根の箱を棚に入れて生産しています。サフランの多くはイラン、スペイン、ギリシャ、トルコなどからの輸入品で、国産ものは希少で高級品です。
今年、我が家では2箱分のサフランを採取する予定です。

左の箱は室内で育てているので、芽がよく伸びています。右は外の軒先の分です。
採取の手間がかかるので、収穫時期がずれるようにしています。

小さな球根は来年の球根養成のため、畑に植えました。すでに松葉のような葉を出しています。


(植物園緑の相談員 О)