サラセニアの植え替え(2019.1.18)

少し遅くなりましたが、皆さん、あけましておめでとうございます。
今年初のブログをアップします。


植物園では、今年新たに大温室に食虫植物コーナーを設けました。
その食虫植物のうち、サラセニア(ヘイシソウ(瓶子草))については、冬に大切な植え替え作業があります。
サラセニアは北米の東部の湿地帯に自生している植物で、九州では野外で腰水管理で越冬します。
今は地上部の捕虫葉のほとんどが枯れて、お休み中です。
この時期に植え替えをしてやると、春から勢いのよい新芽が出てきます。
写真は植え替え前のサラセニアです。今の用土は砂っぽい土のようですが、今回はミズゴケで植え替えします。
鉢から出して、根を水洗いした状態です。
よく見ると株が分かれそうなので、ふたつにしてみました。
左は大株ですが、右はちょっと小さいようです。
小さいほうは、今年の開花は期待できそうにありませんが、株づくりをしたいと思います。
しっかり湿らせたミズゴケで根をくるみ、鉢の中に少し硬めに植え替えました。
一鉢のサラセニアが二鉢になりました。
このまま腰水して、植物園の入り口に飾ります。
春の芽吹きが楽しみです。
(緑の相談員 O)

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