シダレザクラ(枝垂桜)は,どうして枝が垂れ下がっているの?

シダレザクラ(枝垂桜)は,どうして枝が垂れ下がっているの?

植物園では,枝垂桜が咲き始めました。しなやかに垂れ下がった枝ぶりが人気の桜です。

エドヒガンという桜の遺伝子の突然変異によって,枝が伸びる性質が盛んになったため,

伸びた枝の重さを支えきれず,たわんで垂れ下がるようになったようです。


花のアップを見てみましょう。萼が面白い形をしています。




萼筒が壺型で,下半分が球形で,上が強くくびれています。毛もたくさん生えています。

この特徴は,エドヒガンと同じです。枝が垂れてきていますので,ぜひ手に取って観察

してみてください。     参考図書:「さくら百科」丸善 p68~p70      解説員N









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