JR博多駅のナンジャモンジャ(2017.4.28)



 毎日通勤でJR博多駅を利用しています。博多口広場黒田節銅像横のナンジャモンジャの花を毎年楽しみにしていますが、今年も白い花を咲かせています。
現在駅前広場ではイベント開催中でテントの陰でちょっとわかりにくい状況ですが、通路が確保されているので結構間近で枝先に集まって咲く花を見ることができます。参考にテントがない時の正面はこんな感じですので探してみてください。(昨年8月の写真)



 「ナンジャモンジャ」  自生している上対馬町では国の天然記念物に指定されている、あのナンジャモンジャです。地元では真っ白な花が海面を照らす様子からウミテラシとも呼ばれているようですが、標準的な和名は「ヒトツバタゴ【一葉たご】」です。
1日に10万人以上の人が利用するというターミナル駅の一画でこんなユニークな木が見られるのが嬉しいですね。環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ種に指定されている希少種ですが、当植物園でも、もちろん観察することができます。



上は入口入ってすぐの壁泉のところ、下はモデル庭園に咲いているところを上から写したものです。学名は Chionanthus retusus [キオナンツス レツスス]  キオナンツスとはギリシャ語で「雪のような花」という意味だそうです。雪が積もったように真っ白に咲きほこるヒトツバタゴの花をどうぞご覧ください。                                                 (解説員)

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