そろそろ蛍が飛び交う時期ですね(2017.5.24)


 そろそろ各地で蛍が飛び交う季節ですね。私の住んでいる古賀市でも昨日の夜飛んでいるのを見ました。ということで、今回取り上げたのはホタルブクロ【蛍袋】。
 ちょっとピークは過ぎましたが水生植物園の中に咲いています。


 別名チョウチンバナ【提灯花】とも呼ばれるように、先が開いた釣り鐘形の花を下向きにつけています。和名の由来は、提灯の古語「火垂(ほたる)」によるとか、また一説には子どもがこの花の中に蛍を入れて遊んだことによるとか諸説あるようです。


 下向きの花を下からのぞいてみました。花びらの筒の中に細かい毛が生えているのがわかりますか?花の中心に見えているのは雌しべで、その奥に蜜を貯めておく部屋があります。細かい毛は、その蜜を求めて集まってくるハチなどの昆虫の足場として利用されます。そして、はい上がってきた昆虫の背中には雌しべの付け根にある雄しべの花粉がつくことになります。ホタルブクロの下向きの花は、実は昆虫たちに花粉を運んでもらうための大事な意味があるんですね。 (解説員)

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