2017年6月27日火曜日

黄金色の雨が降る(2017.6.27)


モクゲンジの花が咲いています。
モクゲンジ属の英名はgolden-rain tree(ゴールデンレインツリー)。
その名のとおり,鮮やかな黄金色の花びらが,ちらちらと舞い落ちています。

花弁が4枚の愛らしい花。

葉がセンダンに似ていることから,別名センダンバノボダイジュと呼ばれています。



芝生広場に面したところにありますので,少し離れて木の姿全体を見ることができます。

皆様のご来園をお待ちしています。
                                            (植物展示係 佐藤)

2017年6月21日水曜日

おりひめ★ひこぼし気分で ハイ!チーズ!(2017.6.21)

 
 
梅雨とは言いながら,なかなか降らなかった雨がやっと降りました。
園内の植物たちには恵みの雨となりました。
 
お楽しみいただいている,七夕飾りの企画をより一層楽しんでいただこうと,おりひめ★ひこぼしの衣装をご用意しました。

 
 


情報館1階にご用意していますので,ご自由にお使いいただけます。小さい女の子用にも作成しまししたので,短冊書きと共にお楽しみください。


植物園内には,緑の情報館やギャラリー室,四阿(あずまや)など,雨をしのげる場所が多くあります。
また,温室内の鉢花室は年中一定温度を保っているので,入ったとたん「あ,涼しい~。」と声が上がります。植物園は梅雨時期のお出かけ場所としてもおすすめですよ。

 しずくをたたえた花々の美しさを,より多くの方に知っていただきたいと思っています。


                                                          6月20日撮影 バラ園 

                                        
                                         (植物展示係 佐藤)


2017年6月16日金曜日

ヒョウタンの生育 順調です(2017.6.16)



 当植物園では、入口すぐの花木園にヒョウタンを使った「緑のトンネル」を毎年設置しています。
 ビニールハウス用のパイプにつるをはわせて夏場に日陰をつくるとともに、実ったヒョウタンは工作に利用しようという一石二鳥をねらったトンネルです。

 植え付けるヒョウタンの苗は、毎年福岡地区愛瓢会の方からを提供していただいています。
 4月下旬に植え付けましたが、5月以降の晴天傾向の中でも生育は順調で、次々に開花して実をつけています。ヒョウタンはもともとアフリカが原産の植物ですので暑さには強いようです。

 
 
夏の間貴重な日陰を提供してくれたヒョウタンは、9月になったら収穫して種出し、乾燥などの処理をして工作の準備をします。

 11月5日(日)にはこの材料を使った「マイひょうたんづくり体験教室」を開催します。世界に一つだけのマイひょうたんづくりに、今年はあなたも挑戦してみませんか。           (解説員)

2017年6月15日木曜日

夏を先取り(2017.6.14)

夏の風物詩といえば「アサガオ」。
東京の入谷朝顔まつりは、毎年七夕の季節に開催される有名な朝顔市です。
今回は、夏を代表するアサガオを少し早くから楽しもうということで、開花調節しました。
この花は、六月十四日の朝の写真です。
普通のアサガオですが、実は六月三日から開花が始まり、次々に咲いています。
種まきは四月十二日です。種子の一部の皮を爪切りで破って、播種しました。
四月二十日、短日処理前の苗の様子です。双葉が開いた段階で、真っ暗な小屋に入れて二日後に取り出しました。
五月七日、本葉が展開し始めたアサガオです。まだ、蕾は確認できません。
五月二十日、蕾らしきものが確認できました。本葉六枚目の脇に第一花がついています。
六月二日、翌日には開花しそうな蕾を発見。少しピンク色が見えています。
六月三日、初花が開花しましたが、私はお休みだったので観ることができませんでした。残念。
その後は毎日、開花しています。
播種から53日目、短日処理終了から43日目に開花しました。
一度短日処理をして開花習性がついた株は、次々に花を咲かせます。
皆さんも、アサガオの短日処理で「夏を先取り」してみませんか。
(緑の相談員 O)

2017年6月13日火曜日

“チューリップひとつひとつにねむり姫” 俳句の展示入れ替えました。(2017.06.13)


野草園の休憩所内に展示している俳句作品を入れ替えました。
今回展示した句の中から、いくつかご紹介します。


“チューリップひとつひとつにねむり姫” りつ

“チューリップ”の花びらが夜になると閉じてしまうことは、多くの方がご存知かと思います。
これは、花びらの内側と外側の成長速度の差によって生じます。
ある報告では、気温17℃以上になると花びらの内側が速く成長して花が開き、16℃以下になると外側が速く成長して花が閉じたという報告もあります。
内側と外側が交互に成長した結果、開花から10日間ぐらいすると花の大きさは倍近くになります。
毎年のことですが、数日見ない間に大きくなっていて、ちょっとした感動があります。

  
紹介した句では、“チューリップ”たちが“ねむり姫”に例えられています。
アンデルセンの童話、「おやゆび姫」が思い浮かびます。
そこでは、“チューリップ”の花の中から親指ほどの小さな女の子が生まれました。
“チューリップ”の花のやわらかな色と花姿は、見る人の心をおだやかにして「おとぎの世界」に誘い込むようです。 

最初の句からの「メルヘン」つながりで、こんな句もありました。


“ねずみさんツワブキのはであまやどり” もえみ


“ツワブキ”はキク科ツワブキ属の常緑多年草です。福岡近辺の自然林の中でもよく見かけます。
日陰や乾燥にも強く、和風庭園はもとより、さまざまな場所に植えられます。
丸い葉っぱでよく似た植物に「ツワ」がありますが、「ツワ」は冬には葉が枯れてしまいます。
「ツワブキ」は年中葉を付けるため固く「ツヤ」のある葉となります。
「ツヤ」のある「フキ」という意味で、「ツワブキ」の名前になったものと想像します。


子どもたちの世界では、「ツワブキ」や「フキ」の葉の下にさまざまな生き物が雨宿りするようです。
ネズミをはじめとして、カエル、コロボックル、トトロ、などなど・・・
私の子どもの頃は、コロボックルでした。
「葉影にいるかもしれない」と、いつも探していたことを思い出しました。
これからも、子どもたちが多様な自然の中にさまざまなイマジネーションを広げてくれることを願います。
 

*この展示は、植物園で句会を開かれている「植物句会」松尾康乃主宰のご協力のもとに展示しており、約1か月おきに入れ替えを行っています。


*今回展示している俳句の一覧です。

(園長 上田)

2017年6月4日日曜日

ほどよくにおいます!今朝のゾウコンニャク(2017.6.4)


「ここ,ここ!ここがにおう!」
開園一番に温室にお越しのご家族。
ご了解いただいて仲睦まじい写真をパチリ,撮影させていただきました。

昨日,夕刻に部屋中に充満していた匂いはすっかり引いてしまっていたので,「もう匂いは消えてしまったのか・・。みなさんに楽しんでいただけず残念・・。」と思っていいたのですが,このご家族のおかげで,匂いが残る場所を教えていただきました! お父様ありがとうございます!!
そうそう,この匂い!鼻をぐっと近づけるとにおいます!お父様の指差している方向がベストです!


この写真で見ると右斜め上からの角度が一番においます。(6月4日9:30現在)

なんと,このご家族,昨年も開花5日目にご来園いただいたそうです。リピーター様でございます。
「去年は全然におわなかったもんね。5日目だったし。」とのこと。
昨日の強烈な匂いの状態を力説すると,「それ,嗅いでみたいね~。」とのお言葉をいただきました。 

朝一番に素敵なご家族とお話しできて,臭さもふっとぶ,さわやかな気分をいただきました!
ありがとうございます!
                                         (植物展示係 佐藤)

2017年6月3日土曜日

強烈すぎる異臭 ゾウコンニャクの匂いにやられました・・。(2017.6.3)



本日14時過ぎに開花を確認したゾウコンニャク。
異臭花と呼ばれる,その匂いについてのレポートです。

開花確認直後・・・
  「思ったより強烈ではないな。残念,すでに匂いのピークを逃してしまったのか・・。ハエも飛んでないし。」

数年に一度しか開花しないゾウコンニャク。その匂いを体感したいと心待ちにしていたのに。
そんな気持ちを吹き飛ばすかのような体験が,閉園直後の17時すぎにやってきました!!

すでに閉じた温室の扉をあけると・・「うっっ!!」
鼻の奥から後頭部に重たく広がる,何とも言えないこの『におい』
(これは,まずい。鼻呼吸を止めなくては!!危険だ!!)
(でも嗅ぎたい。嗅いでどんな匂いに似ているのか表現しなければ!!)
そんな葛藤の中で鼻呼吸と口呼吸を切り替えながら,銀バエ(どこからともなく,3匹。)が群がるゾウコンニャクに近づき観察。


奥はこのような感じです。近くに手をかざすと心なしか暖かく感じます。
密閉された空間では3分が限界。
例える匂いが思いつかないまま,温室の扉を閉じました。
この匂いが明日まで持ちますように。たくさんの(ゲテモノ好きの)人に嗅いでいただけますように!
開花は3日間と言われています。あさっては休園日ですので,チャンスは明日日曜日!
匂いが残っているかどうか!早めのご来園をおすすめします!
                               (植物展示係 佐藤)




2017年6月1日木曜日

「この花、何ですか?」③の回答(2017.06.01)

6月になりました。まもなく、梅雨に入ります。
セ・パ交流戦が始まり、ホークスに育成出身の先発投手がデビューしたのは良いニュースです。
さて、5月25日のブログ「この花、何ですか?」③の回答です。
皆さん、何問わかったでしょうか?
第1問の回答  「シラン」:ラン科シラン属です。
我が家には鉢植えで「クチベニシラン」もあります。今年、株分けしました。
第2問の回答  「ジャガイモ」の花です。品種は「キタアカリ」です。
第3問の回答  「レモン」の花です。
「デコポン」の花は蕾も花も白いです。

第4問の回答 「ハンネマニア」:ケシ科ハンネマニア属です。
「メキシカンチューリップポピー」という別名もあります。多年草ですが、種子からも増殖します。
第5問の回答 「シャクヤク」です。
第6問の回答 「ドイツスズラン」です。
日本の「スズラン」は、本州中部以北の東北、北海道の高地に自生しており、観賞用に栽培されているのは主として「ドイツスズラン」です。
第7問の回答 「リクニス」:ナデシコ科リクニス属の花です。品種は「リクニス・ジェニー」です。
大変丈夫な鉢植えで、株分けで増えます。切花でも売られています。
第8問の回答 「ニオイバンマツリ」:ナス科ブルンフェルシア属の花です。花の咲き始めは紫色ですが、徐々に白くなっていきます。同じ株の中で紫と白の花のコントラストがきれいです。
昨年はカイガラムシの被害で悩まされましたが、何とか回復してしっかり開花してくれました。
第9問の回答 「キウイ」の花です。キウイは雌雄異株です。雌株は品種「香緑」です。
雄株の品種「トムリ」の花はこちらです。

第10問の回答 「アルブカ・スピラリス」:ユリ科アルブカ属の花です。
写真は、園芸品種の「フリズルシズル」の花です。
(緑の相談員 O)